
伊賀名張ドローンスクールは、三重県名張市にある「なばり自動車学校」が運営するドローンスクールです。DJI製農業ドローンのライセンス取得講習からドローン国家資格の講習まで実施しており、三重県や奈良県の方を中心として様々な方のドローン導入をサポートしております。
【ドローンを使用したスマート農業が期待される時代に】
令和6年の農林水産省の作物統計調査で、三重県の「水稲作付面積」は47都道府県中、滋賀県、岡山県、愛知県に続く21位で、「水稲の収穫量」は全国22位でした。また三重県内では、津市・松阪市・伊賀市が、とくに水稲栽培が盛んな地域となっています。
当校がある三重県名張市は伊賀市のお隣に位置するので、田んぼが多い地区もあり比較的お米の栽培が身近な都市となっています。
田んぼが身近な場所にあるドローンスクールだからこそ、ものすごく実感していることが「水稲農家様の高齢化による人手不足」です。
当校の周辺でもここ数年で耕作放棄地となった田んぼや、田んぼから商業施設へと変わった場所も少しずつ散見するようになってきたのです。その背景にあるのは周知の事実となってきましたが農家様の高齢化と跡継ぎ不足、年々暑くなる夏場に必要な草刈りや防除作業といった重労働があります。
そのような人手不足や重労働といった課題を解消する切り札としてドローンによるスマート農業に注目が集まっているということです。
【ドローンが農業にもたらすメリットとは】
農業ドローンを導入することでもたらされるメリットはいくつかありますが、大きく期待されていることの一つとして「農薬散布の効率化」があります。近年は異常気象と言われることが多くなりました。当然植物である「お米」も、異常気象の影響を大きく受けることとなり、いもち病や紋枯病などが発生しやすい場所があったり、気温が高くなることでカメムシの活動が活発になるなど農薬による防除作業がとても重要と言われています。

動噴やブームスプレーヤーからの変化
夏場に重たい動力噴霧器を背負っての作業は非常に過酷なものになります。圃場の大きさによっては「豆つぶ剤」を投げている方もいますが、当地区でもシーズンになるとドローンが飛行している光景を見かけることが増えています。
ドローンによる殺虫剤の散布では、1ヘクタール(1町)の散布時間が約10分前後。散布の為に飛行している時間よりも準備時間のほうが長くかかるケースもあるなど、大規模な面積かつ区画整備された圃場であればあるほど作業性が非常に高くなり、その実力を最大限に発揮できるようになります。
さらに、ドローンによるスマート農業では殺虫剤や殺菌剤、除草剤といった農薬の散布だけに限らず、粒剤肥料の散布も行うことができます。最近では肥料メーカーもドローンによる肥料散布を考慮して、散布時の飛行設定データを公開してくれていたり、益々活用が増えていくことが予想できます。

精密農業
近年では精密農業という言葉にも注目されています。肥料散布の場合、事前に特殊なカメラを搭載したドローンを飛行させ、作物の生育状況をデータ化。そのデータを元に生育が遅れている場所には肥料を多く、生育が進んでいる場所には肥料を少なくするなど、ドローンで取得したデータを活用した効率のよい自動散布飛行などの使用方法にも期待されています。
【農業ドローンの導入と課題について】
実際にドローンを導入する際に課題の1つに農業ドローンが「無人航空機」であることが挙げられます。無人航空機は「航空法」によりルールが定められており、飛行させるのに申請が必要であったり、機体を購入したら国土交通省へ登録を行う必要があるなど、通常の農機具とは違ったルールが課せられているのです。それらルールを知らずに使用すると「航空法違反」といったことにもなりかねず、適正な使用方法をお伝えできるスクール(ライセンス)が重要となってきます。
伊賀名張ドローンスクールは、国の登録を受けたドローンスクールとしてドローン国家資格の講習を行うなど、ドローン使用に関する全般的なアドバイスが可能です。当校より農業ドローンを導入していただいた農家様や企業様も多くおり、スクール受講後から今現在に至るまで長い付き合いをさせていただいております。
【伊賀名張ドローンスクールの特徴を紹介】
伊賀名張ドローンスクールはドローン業界で圧倒的なシェアを持つ「DJI社」の農業ドローンを扱うためのライセンス講習を実施している三重県の中でも数少ないスクールで、伊賀名張地域だけでなく、津市や四日市市、松阪市など三重県内のあらゆる場所から、奈良県や京都府など県外の方にまでご厚意をいただいております。DJIという名前を聞いたことが無い農家様の中にも実際に圃場で飛行していたドローンがDJI社のAgrasシリーズ(T10,T25など)だったということも多いです。

Mie Tsu City → Drone School
- Start: 津市
- End: 伊賀名張ドローンスクール
- Note:伊賀名張ドローンスクールの所在地は三重県名張市西原町2463番地。奈良県・京都府・滋賀県の県境に近い内陸地にあるため、自動車移動1時間圏内で東西南北あらゆる地域の方からアクセスが良い場所にあるドローンスクールです。
当校がご提供する「DJI農業ドローン講習」の特徴は『講習から機体の販売、航空法上の飛行許可承認申請、点検整備』までを当校のみで完結することができることです。無人航空機である農業ドローンは航空法の規制を考慮しながら飛行させる必要がありますが、当校であれば使用方法だけでなく適法な使用まで、あらゆるサポートを実施することが可能となっています。また、安全な使用を継続するには点検が欠かせません。当校はDJI農業ドローン整備事業所でもありますので、万が一のトラブルにも全力で対応いたします。

万が一の墜落などの故障にも対応可
ドローンでの農薬散布は、暑さからの疲労を原因に集中力が切れて墜落が発生するケースもあります。そんな場合も整備スタッフによって故障個所を調べ分解修理を行います。当校で管理させていただいているお客様には、数に限りはありますが修理期間の代替機をお貸出しすることも可能。防除計画がずれないよう最大限サポートします。
また、伊賀名張地域は水稲栽培が盛んなため、当校では現場での農薬散布経験のあるドローン講習インストラクターが講習を実施。基本的な法律や機械の操作方法だけでなく現場ならではの注意点などもお伝えできるよう講習を行っております。

現場経験を持つインストラクター
伊賀名張ドローンスクール(なばり自動車学校ドローン事業部)ではドローンによる代行散布事業も行っています。実際に現場で農薬散布を行っているインストラクターの講習を受けることができるので、教科書だけでは分からない注意点などもお伝えします。
【受講にはゆとりを持ったお申込みが必要】
講習を受講される受講者様にはゆとりを持ったお申込みをお願いしております。農業ドローン講習では、訓練の中で農薬の代わりに水を散布します。ドローンより水や霧状のものを散布する行為は航空法の「物件投下」という禁止行為に該当します。受講希望者様のお申し込みを受けたあと、当校にて国土交通省へ訓練の為の飛行承認申請を行います。この申請が承認されるのに時間が掛かるため、当校では受講希望日の約1ヵ月前までにお申し込みをお願いしております。
お申込みを希望される際は、無料説明会へのご参加をお願いしております。この説明会では農業ドローンを導入する費用やランニングコストなど、より詳細を説明しご納得いただいた状態での受講を行うためのものになります。少し手間に感じてしまうかもしれませんが、当校の講習が受講者様のご希望通りのものか確認含めご協力をお願いします。遠方などによりどうしても参加難しい方は一度ご相談ください。
※当校の講習のスケジュールや費用は以下のものとなります。
- ドローン経験者:2日間 / 138,600円(税込)
- ドローン初学者:3日間 / 193,600円(税込)
※ 経験者とはドローンやヘリの民間資格・国家資格の保有者が対象です。
※受講までに事前のオンライン動画教材をご視聴いただく必要がございます。
無料説明会は随時募集しております。お申込みフォームよりご希望日を通知いただき、弊社スタッフと日程調整を行い開催させていただきます。また、ドローン講習も特定の講習日は設けておらず、受講希望者様と日程調整のうえ開催日を決定いたします。最低開催人数も設けておりませんので、お一人でのマンツーマン講習も可能です。まずはお気軽に無料説明会をお申込みください。
最近では40代や50代の方のご受講が増えております。地区の水稲栽培を支えるために若い方が農業ドローンにご興味をもっていただけていることが非常に嬉しいです。日本の農業を支えていけるよう、少しでも農業ドローンにご興味のある方は、まずはライセンス取得から始めてみてはいかがでしょうか?